買い物に出かける

 どうもこのあたりの小さなお店では水のボトルが小さいのしか置いてないし、電池を買う必要も生じたので、バスに乗ってフリーポート内にあるRoyal Subic Moleというところに買い出しに行く。

フリーポートゾーンを走る路線バス Bat shopの目の前がバス停だ。最初のバスはAirportという表示を出している。運転手はRoyal Subic Moleと聞いてNo!と言ったあと更に何か言ったのだが聞き取れなかった。待つこと15分、次のバスも同じAirportの表示を出していたが、地図を出して指さして見せたら「Industrial Parkか」と納得したようなので、乗る。運賃は先払いで二人で20P、なぜか、10Pの切符一枚と、9Pの切符を一枚を渡される。近くの元米軍キャンプ跡(ホテルや動物園がある)を回ってから、ひたすら北へ向かう。モールはメインゲートに行く途中である。交差点を曲がるときに角にモールが見えたのでどうやって降りようかともぞもぞしていたら、後ろに座っていた男性が運転手に向かってなにやらフィリピン語(たぶん)で叫んだ。「この人たち降りるみたいだよ」とでも言ったのだろうか、曲がりきったところで停まってくれた。

 モールの中は立派な中華レストランが一軒、輸入品を扱う大きな免税スーパーが2軒、外には露店が建ち並ぶ。各スーパーの入り口には警備員がいて体を金属探知器でチェックする。バッグなど荷物は預けなければならない。貴重品をポケットに移すのが面倒だ。出口では再び警備員にレシートと買った品物をチェックされる。思いもかけずフィリピンオオコウモリのTシャツを店内で見つけた。露店でケバブのチキンとビーフのサンドイッチ40P×2を食べる。

 先ほど降りた場所より一つ手前のバス停と思われる場所からバスに乗る。京王帝都バスのお古である。帰りは空港を通ってホテルの裏で降りる。つまりこれは循環バスで、Bat shopを通った時Airportという表示はでていたが、空港はもう通った後だったのだ。帰りはなぜか一人5Pずつだった。乗ったのも降りたのも行きよりも一つ手前のバス停であるが、一挙に値段が半分になるものだろうか。たぶん行きの運転手は私の言ったことが理解できなくて違う場所を連想していたのだろう。帰りは切符をくれなかった。

前のページへ次のページへ

コウモリ王国(フィリピン旅行)の目次へ

世界オオコウモリ紀行の目次へ